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まちの体育館、学校の朝、市のトーナメント だれが『入口』を作るか 広島と韓国の最近から

ドローンサッカー東海リーグ(岐阜・愛知)の運営をしていると、「どこに行けば始められるんですか」とよく聞かれます。体験会の会場で、機体を一度飛ばした方から必ずと言っていいほど出てくる問いです。そこで今回は、日本と韓国の最近のニュースを並べて、ドローンサッカーの入口をだれが用意しているのかを考えてみます。入口を作る主体が変われば、東海で私たちが声をかける相手も変わってくるからです。

日本・広島 まちの施設が企画した体験会

広島市では2026年10月18日、約60人が参加する体験会が開かれました1。企画したのは学校でも連盟でもなく、「広島市安佐北コミュニティセンター」という地域の公共施設です4。ドローンサッカーは1チーム5人で、球体のフレームに覆われた専用ドローンを操り、吊るされたリング状のゴールをくぐって得点を競う競技です1。直径20センチのドローンボールに対してゴールの穴は直径30センチと、精度の高い操縦が必要になります4。最初は苦戦していた参加者も、対戦を重ねるうちに次々とゴールを決めていったそうです1。これは私たちが体験会で毎回目にする光景とそのまま重なります。

ここで私が注目したのは、まちの施設が自分たちの企画として体験会を立てた点です。学校や競技団体を通さなくても、地域のセンターが場所と呼びかけを用意すれば、60人規模の入口が一日でできあがる。東海にも各地にこうした施設があります。

韓国・論山 学校の朝に積み重ねる

韓国では、論山市と鶏龍市が開く「2026論山鶏龍ドローンサッカー大会」の予選が10月16日に行われ、論山東城小学校のAチームが本選(ベスト4)に進みました2。このチームは、毎週朝の時間に取り組む「グッドモーニング・ドローンサッカー」という校内プログラムから生まれています2。3年生から6年生までが、飛行の基礎からチーム戦術の練習まで積み重ねてきたと紹介されています2。本選は10月22日に建陽大学グローカルキャンパスの体育館で行われる日程でした2。

一番うなずいたのは、特別な合宿や週末の長時間練習ではなく、朝の短い時間を毎週重ねてきたという点です。限られた時間でも続ければ大会の本選に届く。これは東海で「平日は時間が取れない」と迷う学校や子どもたちに、そのまま伝えたい事実です。

韓国・城南 市が道具を貸し、審判をつける

同じ韓国の城南市は、青少年向けの「城南市長杯ドローンサッカー大会」を開いてきました3。参加できるのは市内に住むか市内の小・中学校に通う満15歳以下の子どもで、初等部と中等部を合わせて24チームを募集しました3。注目したいのは運営の中身です。試合に必要なドローンボール・送信機・バッテリーといった機材を市が無償で貸し出し、希望するチームには事前の教育も提供しました3。ルールは国際ドローンサッカー連盟(FIDA)のClass20青少年規定を使い、韓国の協会公認の審判が公式方式で進めます3。予選リーグと本選トーナメントという二段構えの形です3。

道具がない、ルールが分からない、審判がいない。入口でつまずきやすいこの3点を、行政がまとめて引き受けている形です。私たちも機材の調達や整備には日々頭を悩ませているので、この仕組みは素直にうらやましく感じます。

見る側のドローンも各地で

競技とは別に、日本では見るためのドローンも地域の行事に入ってきています。広島市の宇品港一帯では10月10日・11日に500機のドローンショーが行われ、2日間で約18,000人が観覧しました5。石川県金沢市でも、金沢マラソンの前夜にあたる10月24日に1,000機のドローンショーが観覧無料で開かれました6。飛ばして見せるドローンが身近になるほど、自分でも操ってみたいという人は増えていくはずです。

東海でどうするか

三つの事例を並べると、入口を作る主体は一つではないと分かります。日本・広島のように地域のコミュニティセンターが体験会を企画する形、韓国・論山のように学校が朝の時間を使って続ける形、韓国・城南のように自治体が機材と審判を用意する形。東海でも、この三つの入口はどれも狙えます。

学校の先生には「週に一度、短い時間からでも始められます」とお伝えしたい。地域の施設の担当者には「一日の体験会でも60人規模の入口になります」とお伝えしたい。自治体や企業の皆さんには、機材の貸し出しや協賛という関わり方があることを知っていただきたいのです。私たちは、そのすべてのお手伝いをしたいと思っています。

まとめ

今回あらためて実感したのは、競技を続けるには「だれかが入口を用意している」という当たり前の事実です。場所を出す施設、時間を割く学校、道具を貸す自治体。支える人がいて初めて、子どもも大人も一歩を踏み出せます。皆さんの学校や地域、職場でドローンサッカーの入口を作れそうだと感じたら、まずは一度ご相談ください。岐阜・愛知の会場で、私たちが皆さんをお待ちしています。

記事で触れた出来事の写真

記事の中で紹介した出来事を報じた記事に掲載されていた写真です(画像をクリックすると元の記事が開きます)。

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出典:뉴스와일드「성남시」

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ドローンサッカー東海リーグについて

私たちは岐阜・愛知を中心に、東海でドローンサッカーのリーグを運営しています。遠征の負担を減らし、この地域で試合ができる場をつくるのが目的です。初めての方の体験会から、チームづくり、機体の購入までお手伝いします。

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